転職において職場選びをする際にはいくつかのポイントがありますが、その中の一つとして重要だと言われているのがキャリアアンカーと呼ばれるものです。
キャリアアンカーとはキャリアアップや配置転換の際に、どのような職場に行っても変わらない自分の根本にあるキャリア選択の判断基準のことを言います。簡単に言ってしまえば、自分自身のキャリアの中で絶対に譲れないと思う要素を判断基準にして職場選びの際の方向性に組み込んでいくというものです。
転職理由がキャリアアップである場合、このキャリアアンカーを重視して職場を選ぶことが重要です。
例えば自分の専門性や職種に対してキャリアアンカーを置いた場合、管理職やマネジメント関係の仕事よりも現場で活躍することを重視したキャリアを目指していることになります。そのため職場選びとしても管理職やマネジメントの仕事をするような部署ではなく、現場第一で自分の能力が発揮できる職場を選ぶことができます。反対に、管理能力を重視したキャリアアンカーであれば、先ほどとは逆に管理職やマネジメント関係の部署で活躍できる職場選びをすることが大切です。
ほかにも自分のペースで仕事をすることを重視しているケースや、将来の安定を重視しているケースなど様々なキャリアケースがあります。このため職場選びをする上で、自分がどのようなキャリアケースを意識しているのかという点を踏まえることが大切なポイントになるのです。
なおキャリアアンカーをもとにした職場選びについてはこちらの関連サイトでも取り上げられているため、併せて一読しておくと参考になるでしょう。